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呪術師と私―ドン・ファンの教え」カスタネダ [尺八のこと]

今朝の湘南は風が吹きすさんでいるが昨日は無風の好い天気だった。さすらいさんがギターを持っていらしてセッション、茶色の小ビンや聖者の行進からコンドル・大きな古時計までPOPS系を。新管「悠」の調子も良くなかなかよい。計4時間!従前にやった曲もしっかりおさらいしないといけないのだけど、レッスンでやる曲、自分でやって悦に入る曲なども開拓していかねば。カントリーロード(Jデンバー)、グリーングリーン(唱歌)、Mais Que Nada(ボサノバ)はいまいち。Beat It(Mジャクソン)、あなた(HY)、わかれ歌(中島みゆき)、愛はかげろう(雅夢)がいい。バビル2世、ルパン3世愛のテーマ、キューティーハニー、ライディーンも元気になるラインでカラオケ尺八の疲れたころにやるとよい。後のドトールコーヒーが旨かった。

●「呪術師と私―ドン・ファンの教え」 カルロス・カスタネダ (著), 真崎 義博 (翻訳) 精神世界ブームの先駆けとなった本らしい。人類学者でもあるカスタネダが、メキシコのインディオの呪術師にインタビューし呪術の世界観を実践を通じて体得していく(6年の)過程が、もうひとつの世界の見方の紹介になっている。(参考Amazon レビュー) ◇S君との話の中で登場して、図書館の書庫にお蔵入りになっていたのを引っ張り出してもらったが、いや難しかった。訳出も英語?直訳という感じで読みにくい。「わしにとっては心のある道を旅することだけしかない、どんな道にせよ心のある未知をだ。そこをわしは旅する、そしてその端までたどり着くのが唯一価値あることなのだ。その道を目をみはって、目をみはって、息もせず旅していくのだ。」  ◇Jレノンが映画「イマジン」の中で家に彷徨いこんできた若者に「ヤクをやれば誰でも一体感を得る。(現実を見なさい)」と諭す場面があるが、カスタネダはドン・ファンの導きによってまさに植物・キノコといった幻覚材やカラス・トカゲ・煙によって現れる「盟友」の補助を得て、「規則」に従い、「知者」となるべくレッスンを受け、現実非現実・人間非人間・時間・生死を超越した世界を垣間見る(ついに恐怖を得て導師にレッスンを止めさせられる。そしてそのレッスンは全体のわずか初歩的段階であったらしい)。例えば日常的な現実をそのまま受け入れず、非日常的現実との間に何か「独自な合意」があったものと見る。ときに彼は「自分に執着しすぎるから、自分のする事ばかりに注意が向き、外の世界が見えず、したがいとても疲れる。」と指摘されるながら、世界の観じ方を教わる。そして彼はいかに知者になるかの実践を、学習の条件、不屈の意思、心も明晰さ、努力、自己鍛錬をもって、探求のために「恐怖・明晰さ・力・老齢」といった象徴的な敵と繰り返し、自身を制御する能力を獲得・維持しながら戦い(結局は人間の非永久性のために打ち負かされてしまうから完全に至ることは求むべくもないのだが)、唯一「心ある道」(最も道理に適った道の選択と、自己とそれとの完全な同一視)を辿り行って、満足と自己の達成を見出す「旅」を続ければ十分、と理解する(知者であることは過程にすぎない)。◇我々が知覚している世界は、数ある世界の唯一の見方ではない。我々が知覚するこの世界は実は特殊なもので、極薄の膜で隔てられたもっと他の意識の形が潜在しているかもしれない。(cf.物質はエネルギーの仮の姿に過ぎないのか。)ちょっとした刺激で精神拡大体験を得るかもしれない(cf.民族の内的体験、信念体系・哲学がその文化的な構成体となる。) カスタネダの体験の言語化を、当時から西欧的論理の押し付けとして批判する向きもあったようだが、その注意深く観察した過程の重要さは評価されている。彼の幻覚体験を得てそれを論理だてようとする粗削り/斬新な試みについて、僕には今もって色あせずに初々しく思える。が、なにせ本書中の用語が難しく、その秩序・体系の詳細(「構造分析」)までフォローできない。意訳/再訳出/漫画化したらどうか(「神秘化列伝」(水木)さえ読むのが難しいという人もいるのだが)。◇「・・・ある道を選んでこれは良くないと思ったら、その道をやめる。ある道には心があるし、ある道には心がない。その道を行くことが楽しいと思うとき、その道はおまえにとって心があるのだ。」

呪術師と私―ドン・ファンの教え

呪術師と私―ドン・ファンの教え

  • 作者: Carlos Castaneda, カルロス・カスタネダ
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1974/01
  • メディア: 単行本

・日本PTA全国協議会アンケート結果(4,800人) <子どもに見せたくない番組> (1)ロンドンハーツ(テレビ朝日系) (2)水10!(フジテレビ系)<ミラクルはいいと思うんですけど> (3)クレヨンしんちゃん(テレビ朝日系)<スペインでは大人気> (4)めちゃ×2イケてるッ!(フジテレビ系)(5)志村けんのバカ殿様(フジテレビ系) (6)キスだけじゃイヤッ!(日本テレビ系) (7)サスペンス番組(*) (8)ぐるぐるナインティナイン(日本テレビ系) (9)ボボボーボ・ボーボボ(テレビ朝日系) (9)バラエティー番組(*) :ナインティナインがけっこう不人気だが、岡本君は良いのに。やべっちもドリブルうまい!<子どもに見せたい番組> (1)プロジェクトX(NHK) (2)どうぶつ奇想天外!(TBS系) (3)3年B組金八先生(TBS系) (4)ニュース(*) (5)脳内エステIQサプリ(フジテレビ系) (6)週刊こどもニュース(NHK)(これはけっこうタメになります) (7)その時歴史が動いた(NHK) (8)伊東家の食卓(日本テレビ系) (9)世界・ふしぎ発見!(TBS系) (10)世界ウルルン滞在記(TBS系):現代日本人の心象を覗くのに面白いデータ、か? 見せたくないものより、見せたいもの、何か妙な怪しさを感じるのは僕だけでしょうか。


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