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おじさんの葬式 [話しておきたい]

◇3月3日-9日 おじさんが5日に亡くなりました。1週間前にお会いしたときには思ったよりお元気そうだったのですが、末期癌というだけあって、その後、日に日に悪くなられたそうです(それでも、1時間半も自分で入浴されていたこともあったそうです)。8日に通夜、昨日が告別式でお別れして来ました。82歳。元軍人で 神奈川の歩け歩け協会で この1月まで歩いていた人だけあって、荼毘後の骨が太いこと・多いこと。

◇おじさんが皆で再会することを楽しみにしていた従兄弟たちとも久しぶりに会って長く話すことができました。僕は、おじさんとは同姓同名!というだけでなく、たくさん似ている点があって、失礼だけどおばさんや従兄よりもおじさんの気持ちが分かるような気がします。山道具も古いのがいっぱいとってあったようです。もっと長く生きられたようだったけど、日ごろ周りに迷惑をかけないように言っていらしたから、ひととおり皆と会えたら、あとは薬もひかえてご自分で出立を決められたかもしれないです。とうとう寝伏した姿を見せず、女房も末期がんで今どき自宅で過ごせるとはまれと言い、親戚はみな最後まで「あっぱれ」だったと口をそろえました。次男でしたが、兄弟や親戚をいちばんとりもってくれていた方なので、親戚の間でも喪失感はかなりあるでしょう。いい歳での往生だから、辛い、とまでは言わないけれども、今回はほんとうに悲しくて、今までの見送りの中でもいちばん悲しいんだと思います。感情を押し殺しているからでしょうか、最近とても疲れています。

◇うちのおふくろが弔辞を吟じました。なかなかがんばりました。率直な人柄から「直心康禅居士」と名をいただき、荼毘にお送りして待っている時間、おじさんの唯一の孫の1歳半のS君が「おーい!」と手を上げて部屋に入ってきて、おじさんが戻ってきたようで吃驚しました。転んでもワァーっというだけで泣かずに走り続ける彼のおかげで皆和んでいられました。今でも最後に握手して別れたときの温かい大きな柔らかな手をありありと思い出します。むかし酔っ払うと、よくあの手で強く握られて「親を大切にしろよ。約束しろ。」と迫られたものです。


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