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ローマ法王の葬儀 サクラ [話しておきたい]

◇昨日、バチカンで取り行われたローマ法王の葬儀を見た。各国首脳の中にはイスラム国の元首の顔もあった。広場には約200万人以上が集まり、弔問客の通算500万人に上るという。 たしかミラノ市の人口に当たると思う。ヨーロッパ各都市における弔問の様子も見られた。人々の顔には法王への敬愛と感謝がよく表れていた。法王が即位された直後の80年代初頭は東西冷戦の緊迫のただ中で、広島で核廃絶を訴えられたときは、今では想像できないくらいの切実さのあるメッセージだった。その後、東西の対立はなくなり、今回、広場では国境を越えて大挙やってきたポーランド国旗がたくさん見えたのは象徴的だった。そうした時代の流れを感じさせる節目であった(カトリックのカミノでもポーランド・ワルシャワから3600kmを歩いて巡礼者が通ったという)。

◇日曜日に伊勢原の日向山、水曜日に茨城の高鈴山(仕事)に登った後、昨日も大磯から湘南平まで歩いた。暖かくなって体を動かしたくなってきたのだろう。もちろんサクラ見物もしたかったのだが、でも、もう葉桜もあった。他の花々もきれいに咲いている。一箇所で本を読んでいると、通りすがりの何人もの人が「もう葉桜(だ)ねぇ。」と同じことを言うのが可笑しかった。小さい女の子が桜の前に立ち尽くしていてお母さんが帰ると言っても「もっとサクラ見るぅ!」と留まろうとしていたり。独りの人、ご家族、カップルと 思い思いに開花を楽しんでいた。花を愛でる優しさはいい。大勢の人が居たけれどさすがに平日でお酒を飲んでいる人はいなかった。週末は宴会系の人が集まってそうした雰囲気も変わるかもしれない。さて、その南斜面には広葉樹を中心に美しい林がある。今まで住んできたところで、こんなに近くにそうした自然が豊富なところはなかった。しかも人通りも少ないし。山奥ではないから独りで尺八を吹くとまではいかないけれど、ただ歩くだけでも気持ちがいい。直ぐ下に住んでいらっしゃる方もうらやましい。ところで日没間際の薄くらい道を歩いていたら、横穴古墳があって「ここは墓場の谷」と案内があって、ちょっとゾゾっとした。


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