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読書録 2007(2) [本のこと]

(品格の時代なので「話し方」も)

いい言葉は、いい人生をつくる―いつも私は「言葉の力」を味方にしてきた (成美文庫)

いい言葉は、いい人生をつくる (成美文庫)

  • 作者: 斎藤 茂太 発売日: 2005/01 ◎ 今年お亡くなりになったモタさん。気に入った言葉は手帳にメモして残されていたとのこと。

  • 上品な話し方―人をひきつけ自分を活かす (知恵の森文庫)

    上品な話し方―人をひきつけ自分を活かす (知恵の森文庫)

    • 作者: 塩月 弥栄子 発売日: 2002/04  □作者: 塩月 弥栄子 発売日: 2002/04 ○ 桂三枝さんの会話キーワード 「シタシキナカ」 :趣味・旅・仕事・気候(天気)・仲間・家族 。思いやって誠実に豊かに話す。「カキクケコ」 感動することに照れないこと、緊張感を楽しむ、くつろぐ、決断力、好奇心を持ち続けること。
     
言っていいこと、悪いこと―日本人のこころの「結界」 (知恵の森文庫)

言っていいこと、悪いこと―日本人のこころの「結界」 (知恵の森文庫)

  • 作者: 永 六輔 発売日: 2002/05  ○高校の先輩でいらっしゃるらしい。有機の「機」は「物事の細かい、複雑な仕組み」の意味が含まれる。震災時、避難所でリーダー格の人は行動力があるから先にいなくなってしまった。「くよくよ」とは煙のくゆる様子からと「悔い」がありありとする様子からの2説がある。夜中に高橋竹山さんを訪ねたとき、暗がりの家で「目あきがきたから明かりをつけろ」。子供の才能について「鋭きも鈍きもともに捨てがたし。錐と槌とに使い分けなば」。「いきの構造」(九鬼周造)より、粋の要素:気骨・媚態(つや)・東洋的な諦観。テレビでトレーニングする総会屋。音楽家が特殊という感覚はなくなった。黄檗宗・黒滝山不動寺(妙義)などなど。

    明るい話は深く、重い話は軽く (知恵の森文庫)明るい話は深く、重い話は軽く (知恵の森文庫) 作者: 永 六輔  発売日: 2003/09  ○ むかしの子供は学校で教わらないことをどれだけ知っているかにプライドがあった。歳をとると自分の世界が大事。プライド。助けてもらいたくても耐えるのを選ぶ老人は少なくない。春に収穫を祈り、秋に収穫を感謝する。その間にあの世とこの世を繋いで人と霊が交流するお盆がある。名もない人たちの日常の唄「梁塵秘抄」・桃山晴衣。「午後の遺言状」老人のあせり・悔しさ・贖罪。最近の登山者は何が何でも頂上を目指すように、この国はひたすらてっぺんを目指したので下り方がわからない。落語みたいな歌を唄をすすめてデビューしたさだまさし。永さんの旅支度は一澤帆布の手提げ一つ。落語は仏教の説教の高座から生まれてきた、となど。
  • 人の心を虜にする“つかみ”の大研究

    人の心を虜にする“つかみ”の大研究

    • 作者: 近藤 勝重  発売日: 2000/12 ○ サンデー毎日の編集長。いつ誰に対してもトーンでしゃべる関口宏氏。自分のことは言わずにフリが早い。それが安心感・信頼に。竹下登の最強語「さすが」「なんと」「まさか」。淀川長治の「それでどうなったの?」「もっと聞きたいな」。小三治さんの「つかみはお客さんを自分と同じ気持ちに引き込むこと」。面接には体験談を。「いやがることをやる」と言った石橋湛山と正直の徳目。団塊の世代には若さをフォロー。言い切りのカッコよさ。松本人志について笑いに長けた
    頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

    頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書) 作者: 樋口 裕一 発売日: 2004/06 △ 上司:道徳的説教・他人の権威・根拠なし・少ない情報・ケチつけ・抽象的な話・矛盾と詭弁多い自説・自分の価値観・ケム巻き。人望得られない:おべっかばかり・ありふれたこと・正論ばかり。ってこの本そのものでは。小学生じゃあるまいし。

    頭がいい人の「自分を高く売る」技術 (角川Oneテーマ21)

    頭がいい人の「自分を高く売る」技術 (角川Oneテーマ21)

    • 作者: 樋口 裕一 発売日: 2005/08 日本人の悪い癖で予行練習が長くてあとで実行しようとする傾向があるが、その前に辞めてしまうことが多いので実行が練習と考えたほうがいい。プレゼンテーションで最重要なのは下準備で、きちんとシナリオを作る。口調や声のトーンも大事。筋書きは、問題提起「だろうか」=意見提示「たしかに しかし」=展開=結論。ゆとり教育の生んだ?「みんなと一緒でいい」という、妙な平等意識。このシリーズはけっこう売れている。タイトルもいいんだろうなあー
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    接客力<プロ>検定 (ビジネス力テスト)

    接客力<プロ>検定 (ビジネス力テスト)

    • 作者: 山田 みどり 発売日: 2006/01/26 △ 高額商品に悩むお客様へ=一緒に悩む。安いのを不信に思うお客様へ=安さの理由を具体的に説明。「聞いていない」というクレームには=平身低頭でお詫びを(買う気満々のお客様にも冷静に商品説明を)。お客様同士の意見対立=否定的意見をよく・賢くしてフォローする。まちがった意見に対して=肯定した後に正しい意見を。迷いをとり除く一言=商品のセールスポイントの説明とここ一番のランク付けが有効。興味ありも踏み切れない=「応酬話法」別の切り口からも商品の魅力をアピール。閑散期=「メリコの法則」 目立たせて・理解してもらい・好感を持たせる。接客上手=かきくけこ:感動・気づき・工夫・継続・行動・コメント・コーチ。ふむふむ。

    「喜びを歓びに」 クラブツーリズムのホスピタリティ 1998年4月1日 ○ 個人で回るより3倍くらい効率がいいのがツアーの良さ。無性にあの仲間に・ツアコンに会いたい気持ち。トラブル時、現在の状況を隠さずに説明し、参加者に判断できる材料を可能な限り提示することも大事。遺跡から伝わってくる知の感動。一定のペースを強制しないよう配慮、「がんばって」が辛い。添乗ではお客さまの様々な生き方を知り、人生勉強をさせられ、啓発されること。「ベテランでも義務的だったり仕事と割り切る部分がなく、旅を謳歌してツアーを楽しくしたと思われる。」 お互いに気持ちよく旅しようという気持ち。

    なりたい!!ツアーコンダクター

    なりたい!!ツアーコンダクター

    • 大栄出版  発売日: 1998/05 △ツアコンとは出過ぎないスーパーマン。お客様と同一線上にいないといけない。月収8万円!? 何度も見る風景を、お客様が喜んでいるのを自分の喜びとできるのが仕事の本質。外国では一流のホテルの利用もあるし、不安感も与えないように、スマートに仕事をこなせるように。年間200日添乗?自分のスタンスを決めてレベルアップを目指さなければならない。旅行業界は人材!
  • スチュワーデス乗務日記(フライトエッセイ)

    スチュワーデス乗務日記(フライトエッセイ)

    • 作者: 浅野 真弓  発売日: 1989/12/05 △ ノーコメント
    女性ガイドのしなやか登山術

    女性ガイドのしなやか登山術

    • 作者: 樋口 英子 発売日: 2002/08 ○登りたい山に必要な体力と「余裕」。気持ちのいい山登りをするために何かしているか?出発前1週間前の準備!本格的でなくても岩場・軽アイゼンになれるための訓練を。装備・衣類・水の飲み方・山の登り方は言われていることや決まりを鵜呑みにしないで臨機応変に対応すること。まさか、は起きるもの。ヘッドランプ。終了近くに起きるアクシデント。初めての用具の使用の場合、参考前に実際に見て確認することも大事。楽だけでも飽きるし、キチンと山に取り組むことも大事=緩急自在に。山と人との間にある有形・無形のかがやき。
    (妻が妊娠しました。少しは勉強しなくては。)
    赤ちゃんが来た (朝日文庫)

    赤ちゃんが来た (朝日文庫)

    • 作者: 石坂 啓  発売日: 1996/09  ○ 出産っておもしろい体験!?
    にんぷ天国 (光文社文庫)

    にんぷ天国 (光文社文庫)

    • 作者: 伊藤 理佐, 岡崎 香 発売日: 1998/06 ○出産ってイベント?
    男が知りたい女のからだ―なかなか聞けない87の疑問 (ブルーバックス)

    男が知りたい女のからだ―なかなか聞けない87の疑問 (ブルーバックス)

    • 作者: 河野 美香 発売日: 1999/07 △ 男だけでなく女性自身だってそんなに分かっていない・・・ 子供を持ちたいという願望や拒否、夫や姑など心の葛藤や不安が自律神経系や内分泌系に作用して妊娠しにくい状態を作っていると考えられる。
    胎児は見ている―最新医学が証した神秘の胎内生活 (ノン・ブック)

    胎児は見ている―最新医学が証した神秘の胎内生活 (ノン・ブック)

    • 作者: T. バーニー 発売日: 1987/10 ○ 胎児に唯一最大の影響を与えるのは母親の胎児に対する態度。胎児期の潜在的な記憶。欝病も? 母子の絆。母親の直感:アフリカでは赤ちゃんの気配を察知。出生時体験・出産時の感情。子供を尊重する・エンジョイする・しつけ・親近感・自分自身。 
  • やっぱり胎児は天才だ―伸びる伸びないは10カ月で決まる (ノン・ブック)

    やっぱり胎児は天才だ―伸びる伸びないは10カ月で決まる (ノン・ブック)

    • 作者: 千国 宏文  発売日: 2001/07 ◎ 35億年の進化を10ヶ月で。胎児の新皮質に大量の良質情報をインプット+愛情を。耳で聞くよりマインドで。楽しみにしているメッセージ。などなど。
     
     
    私は赤ちゃん (岩波新書)

    私は赤ちゃん (岩波新書)

    • 作者: 松田 道雄 発売日: 1960/03 ◎ 古い本だけど赤ちゃんの視点から日常の様々なできごとを眺めているのがおもしろい! 赤ちゃんはかしこいんんである。周りの余計な干渉がなんと多いことか。
    (で、お父さんもがんばらないといけませんが)
    人生後半を面白く働くための本

    人生後半を面白く働くための本

    • 作者: 小川 俊一  発売日: 2002/06 ○ 人は何のために働くか:生計・社会関係・自己実現。面白ければ仕事と趣味に違いはない。面白い気持ちで取り組むかどうか、という内発力の有無で、いつでもゲームに変わるし、みじめな奴隷労働にもなる可変的なものである。人間の幸福には感情が大きな要因として働いている。心躍る気分。組織はいつも誕生当時の柔らかさを失い、「みずみずしい感性」が失われる。自分らしさ・本領。面白さの原理は「好き=内発・能力・世間の求め=外発」でそれらが一致すれば面白い。自由業、ヒマなときは「仕掛作り」を。口・手・足の組み合わせ。スローに。自己完結型に。「心が開いているとき、この世は美しい」(ゲーテ)。日本文化はプロセス(道)を楽しむ「道楽型文化」で、道中を楽しむ、ゆとりの心を持っていた。楽しむために苦しまねばならない。ストレス・壮年の感情力(おどろき・ときめき・ひらめき)低下・若年の感情暴発。はまり=没頭に出るFmシータ波は禅僧瞑想時の脳波。子供の頃は面白かった。細部まで見えた。感動することを失わないように。
    ワクワクするビジネスに不況は、ない―「手にした瞬間」から、利益を生み出すコツがわかる本 (知的生きかた文庫)

    ワクワクするビジネスに不況は、ない―「手にした瞬間」から、利益を生み出すコツがわかる本 (知的生きかた文庫)

    • 作者: 小阪 裕司  発売日: 2005/07 ○ みんなワクワクしたい・感動したい・新たな自分を発見したいのだ。今のマーケットは、ビジネスの根源に、自らの創造性の源から湧いてきた何かがなければ伝わらない・通じない時代といえる。ワインの突然の売れ出し:「お待たせしました。やっと入荷しました。」 伝説。自己実現とは本能的な欲求である。「共通のワクワクを持った人辰による縁」。顧客を楽しませ、心からもてなし、ワクワクさせ、感動にいたらせよう。顧客その人を知ろうとすること。毎日・毎月のように足を運んでもらうことを第一に考えるべき。ワクワクに創造の瞬間が。 
    成功だけを考えろ!―人生が元気になる100のポイント

    成功だけを考えろ!―人生が元気になる100のポイント

    • 作者: 成川 豊彦  発売日: 1996/08 ○ 誠実さと向上心が人に感動を与え、これで世間と渡り合っていける。目標をもつ・期限を切る・精神を強く豊かに保つ、という初心を忘れない。毎日最低1万歩・70分で、全身の血行が良くなり、足裏のツボが刺激され、脳が活性化される。情報は共有化して、鮮度を優先させる。相手のことを考えて自分の言葉で伝えることが「生きた連絡」で連絡の本質である。ひとつのクレームの背後には無数の不満が。同業者にないものを見つけてPRODUCEする。人に教えることが最高の勉強である。:自分の欠点がわかり、表現力を養い、人脈が広がる。トラブルには明るく対処:歓迎する。事実関係をはっきりさせる。プロにも依頼。相手のプラスになるよう落としどころを見極める。トラブルから相手の信用を得て、自社商品を改良し、教育される。
    (よる年波にも抗して)
    脳が若返る30の方法 (中経の文庫)

    脳が若返る30の方法 (中経の文庫)

    • 作者: 米山 公啓 発売日: 2006/09/01 ○ 好きなことをやっていればあまり疲労を感じず、脳は元気になり、それどころさらに極めるために変化する。スランプのときは十分な休養が必要。道迷い時の空間的な思考や、新しい体験も脳神経細胞が増える。音の遮断。足の指先部分は開発しがいがある。音読は刺激が多い。適度な緊張感は必要。ある環境で最高に能力が発揮できたときそれが才能になる。直感は苦労や悩みの記憶の蓄積。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖なので朝には絶対必要。食後2時間後に脳はいちばん活性化。固いものをたくさん噛むことで活性化も。散歩は五感を鍛えてよい。アイデアとは記憶の断片の結び付けの結果、たくさんの無駄からすばらしいものも生まれる。ひねり出すものでなく、目の前のものをヒントに生み出されることが多い。講演会などで聴くだけ・インプットも必要。
    40歳からの元気食「何を食べないか」―10分間体内革命 (講談社プラスアルファ新書)

    40歳からの元気食「何を食べないか」―10分間体内革命 (講談社プラスアルファ新書)

    • 作者: 幕内 秀夫 発売日: 2002/12 ○ 40代は食の実験の最初の被験者。人生後半を健康に過ごすには40代が最後のチャンス。それは伝統食で。良質のたんぱく質は煮豆。漬物。「一日30品目」という愚。減塩運動の誤り。我を忘れる・夢中になる時間が必要。
     
    (世情はしんどくなるばかりですが) 
    他人を許せないサル (ブル-バックス)

    他人を許せないサル (ブル-バックス)

    • 作者: 正高 信男 発売日: 2006/08/18 作者: 正高 信男  発売日: 2006/08/18 ○ 出会い系サイトと昔なつかしい体の密着に寛容な文化への回帰。匿名とIT世間。言葉を獲得して森羅万象を説明できるようになったがために、説明できない状態が不安に。ふれあいとぬくもりのサル社会。受身のテレビ世代。自分というものが身体の輪郭を越えて外界へ大きく拡大してしまった。他人と比べた自分しか見られなくなった。結果、なんとなく皆がしているようなところに埋没している。その流れで、ケータイ村八分、あいつが許せない。自分ひとりが損している妄想に。
    他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

    他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

    • 作者: 速水 敏彦 発売日: 2006/02 ○ 「いまどきの若者は」的なベタな世代論への批判を抜きにすれば、上記とこの2冊は、最近のITの干渉をどのようにか分析しているか興味をもっています。ゲーム脳などで思考がパターン化・想像力の減退を憂慮しています。



    となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ 244)

    となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ 244)

    • 作者: 関根 眞一 発売日: 2007/05 ○ そうした自分本位の行き着く先がクレーマーである。ただ、本書では聞く立場に視点をおく。人間の成熟度はどのくらい人の話を聞いて機微を知り、相手を思いやることが出来るか、そしてそうしなければ人の心をつかむ話し方ができない、ということである。基本動作:非があれば真摯に。感情を抑え素直に聞く。正確にメモ。あわてず冷静に考えて説明。現場を確認。対応を迅速に。一般の苦情とクレーマーと区別。平等に苦情対応を。
    こうなったら・・・
    ぐれる! (新潮新書)

    ぐれる! (新潮新書)

    • 作者: 中島 義道  発売日: 2003/04/10  ○ (実はもうぐれてますが。) 人生を完全に降りることはこわいので「半分」降りてその代わり真剣にぐれる。えぐりだして血祭りに上げようという周りをだまして楽しみながらぐれる。すなわち「戦い」の外に出ることを表明。女と違って男は(男女の監視下)男を捨てることができない。それでぐれることもできる。むかしは40歳で老人だった。現代日本の価値観は「仕事に生きがいを感じそれによって他人をも幸福にする」ことで「出番なし」といわれることは絶望に。人間存在は「死への存在」で、自分自身の死と向き合わないすべてのあり方は「非本来的」である(ハイデガー)。「(自分の美学を完成させて)ぐれて死のう!」

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